文字起こしを Codex・Claude のコンテキストにする
散歩中に話したアイデアや、仕事中にふと思いついて吹き込んだメモを、あとで AI と作業するときの材料にできます。Ayumi で文字起こしした結果は Markdown ファイルとして保存されるので、Codex や Claude のデスクトップアプリから、保存先のフォルダを読ませるだけで使い始められます。
毎回チャットに貼り付ける代わりに、日々の記録がたまるフォルダを作業の入口にします。たとえば「今週話していた機能のアイデアを整理して」と頼むとき、AI にその記録を参照させられます。
話したことが、作業のコンテキストになるまで
Section titled “話したことが、作業のコンテキストになるまで”iPhone・Apple Watch で録音 ↓ Ayumi で文字起こしして保存iCloud Drive のジャーナルフォルダ(Markdown) ↓ iCloud が同期Mac にダウンロードされた同じフォルダ ↓ Codex のプロジェクト/Claude の接続フォルダから読む振り返り・企画書・実装方針などを AI と作る ↑ 対応するリモート機能で、モバイルからも作業を続けるAyumi が担うのは録音・文字起こし・ファイルへの保存です。デバイス間の同期は iCloud Drive、ファイルの参照やリモート操作は各 AI アプリで設定します。Ayumi 専用の連携 API やプラグインは不要です。
1. iCloud Drive に保存し、Mac で開く
Section titled “1. iCloud Drive に保存し、Mac で開く”- Ayumi の保存先に、iCloud Drive 内のフォルダを選びます。ここでは
AyumiJournalという名前を例にします。 - iPhone で短いメモを録音し、文字起こしが完了してエントリーが保存されたことを確認します。Apple Watch で録音した場合は、iPhone への転送と文字起こしが完了するまで待ちます。
- 同じ Apple Account で iCloud Drive を使う Mac で、Finder からそのフォルダを開きます。
- 対象の
.mdファイルを開き、文字起こしの本文が読めることを確認します。クラウド上にだけあるファイルは、先にダウンロードします。
文字起こしはジャーナルエントリーとして保存されるので、AI に渡すための別エクスポートは必要ありません。詳細はMarkdown フォーマットとiCloud 同期を参照してください。
2. デスクトップ AI にフォルダを読ませる
Section titled “2. デスクトップ AI にフォルダを読ませる”Codex のプロジェクトで使う
Section titled “Codex のプロジェクトで使う”デスクトップアプリで、同期済みの AyumiJournal フォルダをプロジェクトとして開きます。まずは一つの記録を指定して、内容を読めることを確かめてください。開発プロジェクトと合わせて使う場合は、参照するジャーナルの場所を伝え、アプリが求めるファイルアクセスを許可します。OpenAI のデスクトップアプリガイドに、フォルダやプロジェクトを作業場所にする手順があります。
このフォルダは Ayumi の文字起こしです。直近7日間のエントリーから、プロダクトのアイデアを整理してください。日付はフロントマターの created_at で判断し、各アイデアに出典ファイルを添えてください。記録にないことは推測と明記し、元のファイルは変更しないでください。Claude Desktop の Cowork で使う
Section titled “Claude Desktop の Cowork で使う”Claude Desktop で AyumiJournal を接続フォルダに追加し、そのフォルダを読むタスクを始めます。たとえば「今週の文字起こしから、企画書の背景と未解決の問いをまとめて」と依頼できます。
Cowork は現在クラウド実行を基本とし、許可した Mac のファイルにはデスクトップアプリ経由でアクセスします。Claude のアーキテクチャ説明に、この仕組みが説明されています。
Cowork と Claude Code は別の機能です。 Cowork は文章の整理や調べ物などに使え、Claude Code のデスクトップ版は開発作業に使えます。Claude Code でも、アクセスを許可した文字起こしを開発の背景資料として参照する使い方ができます。Claude 公式ガイドを参照してください。
3. モバイルや別のデスクトップから続ける
Section titled “3. モバイルや別のデスクトップから続ける”外出先でも、同期先の Mac に接続できれば、その記録を使った作業を続けられます。iCloud のファイル同期と、AI アプリのリモート接続は、それぞれ設定が必要です。
| アプリ | 続け方 | ローカルファイルを読む条件 |
|---|---|---|
| Codex | デスクトップ側の接続設定で端末をペアリングし、ChatGPT モバイルの Codex(表示が旧版の場合は Remote)や対応する別のデスクトップから接続 | ホスト側のアプリが起動し、Mac がスリープせずオンラインであること。同じアカウント・ワークスペースと、必要なアクセス権を使う |
| Claude Cowork | デスクトップで始めたセッションを、Claude のモバイル・Web で開いて続ける | Claude Desktop がオンラインで起動していること。接続したフォルダだけを参照できる |
Codex は接続先のプロジェクト・ファイル・権限を使います。設定手順は OpenAI の Remote connectionsを参照してください。
Claude のローカルフォルダに紐づくプロジェクトは、Cowork セッションをデスクトップで開始する必要があります。通常のプロジェクト知識としてアップロードした資料と、Mac の接続フォルダは扱いが異なります。対応状況は Claude のデバイス別ガイドで確認してください。
活用例と頼み方
Section titled “活用例と頼み方”| 残しておく記録 | AI と進められる作業 |
|---|---|
| 散歩中に話した機能のアイデア | 似た案をまとめ、要件や実装前に確認する問いを整理する |
| 仕事中に思いついたことのメモ | アイデア・気になっていること・次に試すことを整理する |
| 調べ物をしながら話した考え | 分かったことと仮説を分け、次に調べることを整理する |
| 日々のボイスジャーナル | 繰り返し出てくる関心や悩みを振り返る |
まずは読み取りとチャット内の回答から始めます。成果物を保存したい場合は、元の記録と分けた出力先を指定すると、あとで読み返しやすくなります。
仕事中に思いついたことを吹き込んだメモの文字起こしを読んで、「アイデア」「気になっていること」「次に試すこと」を整理してください。記録にない背景や条件は推測せず、「未確認」と書いてください。出典ファイルを添え、元の記録は変更しないでください。まずこのチャットに案を出してください。保存先と AI に渡す範囲を選ぶ
Section titled “保存先と AI に渡す範囲を選ぶ”ローカルファイルを使う場合も、AI が読んだ内容はモデル提供者に送信・処理されます。ローカルファーストな保存と、AI 処理が端末内で完結することは別です。 Cowork のクラウドセッションが開いたローカルファイルも Anthropic のサーバーで処理されます。Claude のアーキテクチャ説明
アクセス範囲を小さく保ちたい場合は、AI に読ませたい記録だけを置いた専用フォルダを接続してください。録音ファイルや位置情報も含むエントリーをそのまま渡す必要はありません。必要な本文だけをコピーする方法もあります。
「元のファイルを変更しない」という依頼に加え、アプリに読み取り専用の設定がある場合はそれも使います。作成物を公開・送信する前に内容を確認し、各 AI サービスのデータ利用設定や組織のルールに合わせて使ってください。
うまく読めないとき
Section titled “うまく読めないとき”| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 最新の文字起こしが見つからない | Ayumi で保存済みか、iCloud の同期が完了したか、Mac で .md の本文を開けるか |
| フォルダは見えるが AI が読めない | AI アプリにそのフォルダのアクセスを許可しているか |
| モバイルからローカルファイルを読めない | Mac とデスクトップアプリがオンラインか、リモート接続の設定が済んでいるか。Cowork はデスクトップで開始したセッションか |
| 昨日の記録が日付フォルダで見つからない | フォルダ名だけで探さず、created_at の日時とタイムゾーンで絞り込む |
- 音声録音・文字起こし
- Apple Watch
- iCloud 同期
- Markdown フォーマット
- ジャーナルを自動化する — 定期的な振り返りやナレッジベースへの発展
同じ開発元のアプリ: 鍛 Kitae(シンプルな筋トレ記録)
Ayumi Journal 編集部: note · X (@AyumiJournalApp)